シラスの不漁と道南サクラマス
備忘録も兼ねて、今年の振り返りとして記録しておきます。
寿都産シラスは減少の一途を辿っているそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/20f9a673be60c28a5981277c6afbd6c42187b820
近年のサンマ不漁、函館方面でイカの不漁などに代わって、ブリやイワシの増加があり、海の環境変化によっておきる魚種交代が始まっていると考えられています。
そもそも北太平洋は数十年単位で海流の変化が起き、温暖期と寒冷期を繰り返している様で、そのたびに魚種交代が起きているんだとか。
魚種交代によってイワシが大量に増えたことで、寿都産のシラスであるコナゴが食われて取れていないのか、何が原因なのかまだ正式な見解は出ておらず推測でしかありませんが、海の状況が変わってきているのは明白です。
サクラマスはブリの様に集団で群れを成し、イワシを岸に追い込んで捕食するといった食性ではないと思われます。
サクラマスは母川回帰率の高い魚で、母川を探しながら岸により、離れてまた探すを繰り返しています。
イカナゴ&コナゴが減少したことにより、岸よりを回遊するサクラの離れるスピードが早く、オフショアサクラ>ショアサクラとなってしまった可能性が高いだろうと考えています。
思い出してみれば、今年は時合いも短かったような。ハイシーズンはほとんど行けてませんが笑
4、5年前くらいにイカナゴが大量発生した年にはショアサクラもショアブリも好調で、オフショアでは不調だった記憶があります。
ちなみに寿都産シラスがとれないため、今年は静岡のシラスを瞬間冷凍したものを取り寄せて提供しているそうです。
静岡産のシラスはイワシ類の稚魚だそうで味が違うのか気になりますね笑